わたたんブログ

マニュアル大好き人間のマニュアル通りにいかない日常

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【計画無痛分娩のリアル⑥ 】無痛分娩開始(後編)

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13:00 子宮口5センチ・旦那とおしゃべり

その後、陣痛が来た時

旦那とのおしゃべりは中断。

 

ズーーンとしたお腹と背中の

痛みの波が去った後は、ケロッと

しています。

 

でも、ちょっとずつ痛みが

強くなってきました。

 

14:00 バルーンを取出す・麻酔開始

ここでようやくバルーンを

取り出してもらったところ

あまりの大きさに驚愕。。

 

直径10センチ幅3センチほどの

バルーンがお腹から出てきました。

 

そりゃ痛いはずやわ。。

 

その後テスト用の麻酔をしたところ

段々気持ち悪くなってきて

血の気がひいていきました。

 

意識が朦朧としていく中

 

またもや周りはバタバタと

私を右に向けたり 左に向けたり

 

これは後から聞いた話なんですが

私が痩せ形のため少ない量でも

かなり効きがいいらしいです。

 

暫くして、気持ち悪さは

段々無くなりました。

 

15:00赤ちゃんの心音が少し下がる

また赤ちゃんの心音が

少し下がりました。

 

助産師さんに酸素マスクを

付けられて暫くすると

また安定してきました。

 

その後の先生の判断で、

早く出してあげるために

破水をさせることになりました。

 

16:00 子宮口8センチ・人工破水

その後かなり慎重に麻酔を

投与してもらっていたため

 

陣痛の方がどんどん強くなり

進行が早く、麻酔が完全に

効かないまま

本格的な痛みへ突入。

 

先生がハサミで膜を破った途端

ジャバーっと羊水が出てきました。

 

痛くはなかったんですが

羊水が流れ出る感覚が怖くて

軽く悲鳴を上げてしまいました。。

 

その後、子宮口に直接人工羊水を

入れながら赤ちゃんの心音を

正確に測るため

子宮口に器具を装着されました。

 

その後どんどん陣痛は加速して

2分に一度のペースで津波のような

痛みに耐えました。。

 

普段はあんまりはっきりと

モノを言う方じゃないんですが

 

あまりの痛さに

いつになったら

麻酔きくん?!?!

と本気で叫んでしまいました。

 

看護師さん達が苦笑いしながら

「今、陣痛の感覚がどんどん

開いてきてるでしょ?

これは麻酔がきいてるからだよー。」

と教えてくれました。

 

確かに、言われてみれば

間隔が開いてきてるし

痛みも軽くなってきて

気付いたら少し寝ていました。

 

17:00  赤ちゃん誕生

気持ち良くなったのも束の間で

子宮口が全開になったた途端に

息ができない痛みが襲ってきました。

 

同時に看護師さんが力づくで

お腹を押して押して、

押しまくっています。

 

「はい、いきんでー!」

「はいてー!!」

 

こんな展開になるなんて

そもそも、何で麻酔効いてないの?

 

心の準備も出来ていなかったし

息を吐くことさえ

全身が震えます。

 

「もう、頭見えてきてるよ。」

先生が励ましてくれます。

 

そして

「今からは手伝わないから、

最後は自分の力で産みなさい」

 

突然手を離されて戸惑いながら

いきんでいたら、

看護師長さんがやってきて。

 

「ここはお母さんが自分で

頑張らないといかん!!」

 

ちょっと弱気になってた私に

師長さんから真顔で喝を入れられました。

 

それで、一瞬ハッとなって。

 

そこからやっと冷静になれて

力一杯振り絞りました。

 

 

「おんぎゃああああ」

 

 

3070グラムの

元気な元気な女のコでした。

 

赤ちゃんに向かって初めて私が

掛けてあげられた言葉は、

 

「良かった。頑張ったね」

 

それしかありませんでした。

 

看護師さんからも、

 

「これだけ嘘みたいに

持ち直したんだから、

この子は強い子ですよ。」

 

私もきっとそうなんだと思います。

 

その言葉を信じてこれから

育児に奮闘していきます。

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