【計画無痛分娩のリアル⑤ 】無痛分娩開始(前編)
38週5日目です。
今日は待ちに待った無痛分娩開始!
とワクワクしていたのも束の間、
抜けているはずのバルーンが
朝になっても抜けていません。
ということは子宮口は3センチも
開いていないということか・・?
だとしたらちょっとショック。
その後看護師さんに聞いたら、
子宮からは抜けているけど
膣内に止まっている場合があるので
ショックを受けるにはまだ
早かったらしいです。
7:30 体重測定・分娩室へ移動
体重は標準のマイナス4.8キロ。
最後まで、お腹だけボッコリ出た
アンバランス妊婦でした。
助産師さんに診察してもらったところ
バルーンは膣内で抜けていました。
「子宮口3センチ開いてます。」
取り敢えず良かったー。
8:30 陣痛促進剤内服・バルーン10㌢用挿入(痛い)
まさかの10センチ用を
使う羽目になるとは。。
結局まだ子宮口が十分柔らかく
なってなかったんですね。
痛みには深呼吸でリラックス。
赤ちゃんともうすぐ会えるのを想像して、
何とか乗り越えました。
9:00 陣痛促進剤(点滴)開始
10分後くらいから段々腰が
重くなってきました。
でもまだ余裕です。
9:20 赤ちゃんの心音が急低下・促進剤中断・ウテメリン(陣痛を止める薬)投与
「ちよっと、これ!」
モニターを確認しながら
助産師さんの語気が強まった瞬間、
何が起きたのか分からないまま
隣で5人くらいが
バタバタし始めて
突然酸素マスクを付けられました。
そしてすぐに主治医の先生登場。
「急に来た?」
「バイタルチェックして」
「オペ室に確認して」
すごい緊迫してるんだけど・・
私は痛くも痒くもないのに、
赤ちゃん、どうしたの?
「ゆーーっくり深呼吸して。
絶対に動かないで。」
気持ちが付いていかないまま、
言われるがままの呼吸を続けます。
その間、パーテーションを挟んだ隣の
部屋に子宮口全開の妊婦さんが
運ばれてきました。
「おぎゃあああ」
あっという間に出産の
クライマックスを迎えているのを
聞きながら、
自分もこんなふうに
無事に産めるんだろうか
段々不安になってきました。
10:00 赤ちゃんの心音が安定する
先生達の様子が落ち着いてきて
ようやく何があったのか説明されました。
現時点ではっきりした原因は
分からないが、
促進剤投与やその他の要因が重なって
心拍が落ちてきた。
そのままだったら帝王切開も
あり得たが、
赤ちゃんの心拍が戻ってきたので
一旦このまま様子を見て
慎重に促進剤を再開する、とのことで。
11:00 促進剤の再開・子宮口4センチ
痛くないですか?と何回も
聞かれたんですが、
私自身普段から生理痛が酷くて
痛みに慣れてるせいか、
全く痛くない。
陣痛は来ているのに
痛いかと聞かれれば、
痛い気もする程度。
赤ちゃんの心拍も
安定してきたので
慎重に促進剤を再開されました。
12:00 子宮口4センチ・陣痛が5分間隔に
旦那が来て、事情を先生が
説明してくれました。
自分で感じれる痛みが
出てきたところで、
看護師さんから、陣痛自体を
もっと起こさないと
お産が進まないから、麻酔は
暫く我慢しましょうと言われました。
この時は正直、麻酔入れて
なかったけど
全然痛みがわからなかったです。
(後編へ続く)